バイタル柔術


ずっと前から興味あったけど、もう中古市場でしか出回ってなかった「バイタル柔術」。なんと道場で見かけたのでさっそく借りて、わくわくしながら読んでみたら。


・・・うえ〜ん、これ、もっと早くに読みたかったよぅ〜・・・!

入門当初、技の構成を自分の内部で組み立てきれなくて、ずい分時間がかかった。
ガードの意味がわかるまでまず時間かかって、そのあと身体のどの部分を使うのかとか、技ごとに何か別の体系があるのかとか、まったく頭の中で整理できなくて散々悩んで。


― あの頃、この本が手元にあったらなあ〜。これ、絶対初心者は持ってた方がいいよ。すごくわかりやすい。

他の本だと技単体の説明は詳しかったりするけど、「これは身体のどの部分を使う/攻める動きなのか」がよくわからない。ネットにある動画も実践的な分、技に入る前とその後の展開が早すぎて理解できず。見慣れれば多少はわかるんだけど。


「バイタル柔術」の目次はこんな感じで、ポジションごとに章立てになっている。


1章 基本用語とルール/2章 テイクダウン/3章 クローズド・ガード/4章 オープン・ガード/5章 ハーフ・ガード/6章 サイド・ポジション/7章 マウント・ポジション/8章 バック・ポジション

で、各章ごとに、ベースの固め方や逃げ方、攻め方、他の技への移行なんかが書いてあって、流れがすごくわかりやすい。
なんで他の本はこういう構成になってないのかな?(っていうか、私が読んだ本がたまたまそうだっただけかもしれないけど)


うまくなってからだと、技の解説が詳しい本やゴン格、サブ魂みたいな雑誌も参考になるし、動画もかなり役に立つかもしれないけど、とにかく初心者はこの構成が一番わかりやすいと思うなー。


もうね、通勤や移動時の車中はもちろん、今軽い肉離れというかちょっと重めの筋肉痛で整形外科通ってるけど、その診察待ちの間もずーっと読んでるw 
難しくてちょっとよくわかんないのもあるけど、習ったことある動きや、習ってないけど似たような動きを見るとすぐにでも試してみたくなってワクワクしちゃう。あ〜、早く道場行きたーい!


ということで、早速amazonマケプレで購入。元値の3倍強もするのがちょっとアレだけど、まあ内容がいいんだから良しとしよう。


しかしこれ、なんで復刊してくれないんだろ?絶対役に立つのになー。