できないって思い過ぎ


「出来てないって思い込み過ぎてるようですねー。そう思ってると身体って縮こまって動かなくなるし、自分がそう思い込んでるだけで、ちゃんと出来てますよ」


とは、ピラティスのK先生から言われた言葉で。

言われた直後は、そうかなー、そんなに以前ほど「出来ませーん!」と頭っから否定してるつもりはないんだけどなー、と思ったけど。

前回のエントリでスイープの感覚がつかめない、と書いた箇所を読むと、やっぱり「出来てない」と思い込み過ぎてるような気がしてきた。


実際、練習中に相手を返すことだって出来てはいるんだよね(100%じゃないけど)。でも、自分の中で「こうなんだろうな」と思った感覚とやったときの感覚が一致しないから、「出来てない」「まだピンと来ない」とつい考えてしまってるだけで。


自分の感覚はともかく、現象としてうまくいっちゃったときはもう「出来てる」。だから、その感覚を覚えておいて、それが再現されるように繰り返す、という風に考え方を変えるべきなんだろうな。

K先生の「出来ないって思い込み過ぎてる」という発言は、そういう意味だったのかもしれない。


あるべき理想に向かって努力する姿は美しいけど、分不相応なそれに向かって虚しい努力をし続けた挙句、やっぱり自分はダメなんだと自己評価を必要以上に下げてしまうのは、謙虚なんじゃなくてただ卑屈なだけだ。

自分の現状を把握した上で、大きな理想の手前、もうちょっと頑張れば届く目標を設定する冷静さがないと、いつまでも試合のプレッシャーに負け続けることになるんだろう。


いままでそういう風に自分を『煽る』方法論を知らずに来たから、やたらテンパっては自滅パターンが多かったけど。7月か8月くらいにまた試合に出たいから、そのときは違うアプローチで臨めるようにちょっとずつ内面も変える努力をしてみよう。


・・・いや〜、身体を使うことって本当にいろんなことを気づかせてくれるよなあ。勉強になるし楽しい♪

でもこういうことにもっと早く気づいてたら、違う人生歩んでたかもしれない・・・きっと、もっと楽しい青春時代とかあったはず・・・(T_T)*1

*1:いまさら言っても遅いんですけどねー。そしてこの道程だったからこそ出会えた人がたくさんいることも、もちろんわかってはいるんですけどねー・・・