3度目の正直に向けて〜第6回全日本マスター&シニア選手権大会(2)反省編〜


というわけで(どういうわけで?)。

「(1)落涙編」であまりにもヘタレな感情を吐露してしまったあとは、ちょっと冷静になって二度目の試合についての振り返りをば。

今回、初めての試合のときとはまた違った意味で、うまくいかなかったなーと思うのはまずこれ。


(1)減量がうまくいかなくて焦った

最初に言っておくけど、これが一番の敗因とは思わない。やっぱり基本の技術が全然伴ってなかったから負けた、と思ってるので。
でも、メンタル弱くてオタオタしやすい性格である以上、少なくともコンディションづくりの部分で失敗したのは痛かった。


☆ちなみにメンタルトレーニングの本も事前に読んだけど、実践する時間はとてもなかったです・・・

今すぐ使えるメンタルトレーニング 選手用

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本番に強い子を育てる!親と子のメンタルトレーニング

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▲メンタルトレーニングとはなんぞや?を知るにはこっちの方が表現が優しくてわかりやすかった


2月半ばくらいから、いつもより運動量増やし目(ウォーキングをやったりスパーの本数を増やすとか)にして、2ヶ月ほどで2〜2.5kg落とすつもりだった。
順調にいけばそんなに無理のない減量のはずが、1〜1.5kg落ちたあと思いっきり停滞期に入ってしまい。

炭水化物の量やおかずで食べる肉の量を減らし、その分野菜多めを心がけて水はたくさん飲むようにしてたけど、やっぱりダメ。

ちょうど試合一週間前の練習で首を痛めてちょっと運動量セーブしてたら、余計に減らなくなってしまった。いや〜もう、焦る焦る!(^_^;)


女性の場合、ホルモンバランスの関係で体重が減らない時期があるんだけど、その時期を過ぎてもなお、まったく減らない。増えることもなかったし、これから減るから大丈夫といろんな人にも言われたけど、結局試合二日前までその体重をキープ。


練習で汗を流せない分、食べ物は「野菜スープと水だけ」「パンにカフェオレ、果物という朝食のあとはダイエットクッキーと水だけ」とかなり無茶したし*1、初めて岩盤浴に行って汗出ししたり、まだ暗いうちにおきて近所を走ったり、絶対いつもならやらないことをこれでもかとやったけど、まったく効果なし。


あまりにも減らないので覚悟を決めて、なけなしの体力を使って試合二日前の最終練習へ。

結局ここでなんとか目標値に落ちたので、あとは丸一日その体重の維持に努めることに。晩ご飯も水も秤で計って口に入れ、何か飲食するたびに体重計に載り。
翌日はまた岩盤浴に行き、一日中体重計とにらめっこしてた気がする。


で、こんなドタバタの末、最終的な計量時には規定マイナス1kg=最後の二日間で2kg落ちてたことに。今にして思えば、そこまで落ちなくてもよかったよね・・・(-_-;)


試合が終わって帰るとき、K山さんが「減量うまくいってたら体力温存出来て、本番でもうちょっと動けたかもしれませんね」と言ってくれたけど。
あの瞬間は身体が動かない、と感じる余裕もなかったから、やっぱりこれを敗因というのは自分に都合のいい言い訳だと思う。


で、この貴重な経験から得た教訓は、「夏と冬(春)では自分の代謝量が違う」ということと「自分の減量サイクルを知らないとダメ」ってこと。


ほっとくと溜め込みやすい秋冬〜春に試合がある場合は、早めに減量計画立てて取り組むのはもちろんだけど。
ここまで体重落ちればあと何日でどのくらい減りそう、とか、いまちょっとオーバーしてるけどひと晩寝れば翌朝にはちょうどになってるはず、とか、自分の代謝ペースみたいなのを把握しておくことが大事なんだなと思った。


とにかく。
こんな風に直前にドタバタするのは、金輪際勘弁ね(^_-)-☆


(2)柔術の基本的なムーブや、動きのパターンが身についてない

身も蓋もないけど、やっぱりこれが一番大きいなあ。自分にとっては。


最初に先生がタックル!と言ったのも、私には引き込んで下から責める力量がまだないから、まずはテイクダウンで2点。そこからパスガード取ってあとはなんとか凌ぐ、という作戦だったのはわかってたし、実際、自分でもそうやるつもりだった。

でも、いまの自分には出来ることがあまりに少ないので、しょっぱなそのとおりに動けなかっただけで、なんかもう「つ、次、どうしたらいいの!?」的な気分になってしまい、あとはずっと主導権を相手に奪われたまま終わってしまった。


先生が途中出す指示どおりに動けなかったのも、「で、このあとどうするの?」がわかってなかった、というのが大きいと思う。

こういうときはこう動く、という基本型を数パターン(低レベルでいいから)、頭で考えずに身体で反応出来るようになってないと、これから何度試合に出てもダメなんだなろうなー、としみじみ感じた。


引き込んで十字絞め、はしょっちゅう練習でやるけど、それ以外に何かやれるパターンがあるか?というと、はっきり言ってない。しかもそれ、極まらないし(T_T)

自分がシザーズで絞められて腰折られそうになったから言う訳じゃないけどw、自分の体型(女性にしては長身で手足が長め)を考えると、シザーズからスイープとか、何か足でガードした体勢から移行出来て、ポイント取れそうな技を覚えるといいんじゃないかなーと思った。

スパイダーもいいかもしんない。道着の袖をシッカリつかむの、まだ全然ダメだけど。


下から三角とか腕十字狙えればいいけど、いまの自分が青帯中心の先輩たちにかけようとするのはちょっと無理っぽいから、とりあえず梃子の原理つかってスイープ出来そうなのを何か探してやってみるつもり。
それと、いつも自分がスイープされちゃうパターンを繰り返さない方法も覚えなきゃいけないし、エスケープもちゃんと出来るようにしないと。


あとは応用編になるけど。

手足使うには、やっぱり回転系のムーヴへの苦手意識をなくさないといかんね。

いままで「えーん、よくわかんないです、私には出来ませーん(T_T)」といって逃げてたけど(←大人げない)、やっぱりそれ出来ないとダメなんだなって他の人の試合を見て思った。
とはいえいきなり技の練習にいくのはまだ大変だから、せめて家で基本ムーヴを練習するところから始めてみようかな、と。


ずっと今のままでいいならともかく。力で押すんじゃなくて、いずれちゃんと技を使った柔術がやりたいし。
理想は、軽くて柔軟性があって(出来れば)見て美しい動きの柔術。それはやっぱり入門して初期の頃から憧れてた姿で。

もちろん、その理想どおりに自分の身体や力量がついてくるのかはわからない。うまくいけば「これからの努力次第」かもしれないけど、何年やってもダメだと悟る日が来るのかもしれない。


とりあえずいまは理想の姿とは程遠いとこにいるのはわかってるので、いつか少しでもいいからそっち側に近付けるように、また練習頑張ってみよう。


・・・うーん、大したこと書いてないのに、なんか長くなってしまった。

続きはまた今度☆彡←あるのか?

*1:もちろん、自分はこんなでも家族のご飯は普通に作らないといけないわけで。もう毎日泣きが入ってましたよ・・・(T_T)