終わったけど終わらない


人生初の試合を終えて、一応日常生活に戻りつつあるものの。若干腑抜けてる感もあり。

試合当日はもちろん、翌日もなんだか高揚感があってピラティスと月曜クラスというダブルヘッダーをこなしたものの。やはり二日目くらいから遅れてきた筋肉痛と疲労感で仕事中も眠くて仕方ない。


今週はいろいろ予定があって、来週まで道場には行けない。自分の中心を支えるものがなくなってしまって、次のそれを見つけるまでちょっと小休止、というところかも。


油断してたら、夜中に娘が急に「耳が痛い」と大騒ぎ。添い寝して背中を撫でてやっても、一向に治まらない。布団に入って一時間半も「痛い、痛い」と喚き続けるので、これは本格的にマズイかも、と思い始める。

ネットで調べた夫が「急性中耳炎じゃないか?」、と言い出す。そういえば以前、病院でもらった頓服(鎮痛剤)があったっけ。内科的な病気ではなく中耳炎なら、多分飲ませて大丈夫なはず。


粉薬は飲み慣れたシロップ薬とは違い、飲んだ直後べーっと吐き出しそうになるのをそのまま水で流し込む。
「苦いー、苦いー」と娘は大泣き。それでもなんとか飲ませて横にならせると、水を飲んだり体勢を変えたのがよかったのか、あっという間に静かになった。


試合までの数日は、どちらかといえば母親の顔より柔術を優先させた形になってたせいかな。ふと、そんなことを思う。

洗濯や炊事、子どもの身支度を整え自分も仕事に行く。これだけでも時にうんざりすることもあるのに、また新しい手札(=柔術の練習をするだけじゃなくて、試合にも出ること)が加わってしまった。どうするんだ、これから。

でも、試合後に「ちょっと練習台になって」というと、いつもは逃げまわる息子が素直に応じてくれたり、家族も状況の変化を受け入れてくれつつあるのかな、という気もする。


試合は終わったけど、私の日常はこんな感じで続いています。