臆病な自尊心と、尊大な羞恥心と


水曜日。練習行く気マンマンで晩ご飯も仕込んで、さあ家を出るぞとなったら。娘、尋常でないほどに爆泣き。

「ママ、行かないでー」くらいだったら、今までも何回か夫に任せて置いてっちゃったことはあるけど。号泣度合いがこっちの痛いところをきゅんきゅん突いてくる非常に高度なもので、どうにも置いて出られず。なだめたりすかしたり、いくら「早く帰ってくるから」と言っても効き目なし。

結局、気持ち的にこちらが負けてしまい、練習に行くのを断念した。お陰で今度はこっちが落ち込むわけで。


いま接骨院に通院して右腕治療中なのであまり無理はしないようにしてるのと、やってる仕事が8月までなのでその繁忙とがあって、試合前にも関わらず練習に行くのは週に一度というペース。
しかも、行けば行ったで毎回至らないところを発見するので、自分の気持ちを過剰にネガティブに落とさないだけでかなりエネルギーを使う。


ピラティスの先生には、そんなに考えすぎると却ってよくない。柔術のこと考えない日を作って、と言われたけど。
数多く行けない分、一回の練習に思い入れ過ぎなのかもしれない。

母親が家にいることになった途端、ケロッと機嫌の治った娘と反比例するかのように、練習に行けなくなった自分の方がどっぷり落ち込んでしまった。


つくづく、ちょっと自分の思い通りにことが進まなくなると、それを過剰に「もうダメだー!」と受け取りやすい性格だなあと思う。
こういうの、周囲の人には丸分かりなんだろうなあ・・・恥ずかし。*1


理想が高すぎるのかもしれない。それほど出来ない自分を認めるのが、怖いのかもしれない。

自分のこういう弱さ。単に練習してるだけじゃなくて、試合に出るとなったからより一層明らかになったような気もする。


私と同じような(?)弱さ故に、数奇な運命を辿った方の話はこちら。

山月記・李陵 他九篇 (岩波文庫)

山月記・李陵 他九篇 (岩波文庫)

*1:それを言ったら、道場で一緒に練習してる人たちとはそれほどたくさん情報交換してしゃべらないだけに、私が自分の身体を使って提供している情報の方が、私の柔術への取り組み方の不十分さを能弁に伝えていると思う。ああ、ガックリ・・・