5/21・マスシニ&関東オープン2011終了


朝からいい天気。早起きも苦にならなかっただろう初夏の一日。

自分が出場していたら、どんな顔して電車に乗ってたんだろう。自分の試合までの順番を待ってたんだろう。
試合が終わった後、どんな思いで隅田川を渡る風に吹かれてたんだろう。


・・・という、感傷的な一日にはならず。

Twitterで知り合った柔術クラスタの方々や、同じ道場の仲間たちが出場する試合の進行状況をハラハラしながら見守り、いい知らせが飛び込んでくればディスプレイの前で小躍りし、残念な報告にはこっちもガックリ肩を落とし。

入ってくる情報がTwitterのTL上の文字だけだったものの、それなりにこちらも肩に力の入った一日を過ごした。
勝った人、負けた人、負けたけどメダルはなんとか手にした人、様々だったけど。きっとそこからまたみんな強くなるんだろうなーという感じがした。いや、きっとそうだろう。


我が道場は4人出場でそのうち3人が何がしかのメダルをゲットしたので、それなりに収穫のあった試合だったと思う。
応援にだけでも行けてたら、きっと見てるだけで勉強になったはず。でも、今さらそれ言ってもしょうがない。


直前に棄権となってしまったけど。今回、とりあえず試合に出ようと思ってそのためにいろいろやってきたことは間違ってなかった。
今日一日を過ごしてみて、そう思った。


振り返って思うと何が足りなかったって、やっぱり「自分の試合に自分が出る」、この気概がまったくなかったことが致命的だった。

試合に出よう!って決めたのは自分だけど、でも途中の努力はいつも常に、誰かに、「これでいい?これでいいの?」ってお伺い立ててるような感じだった。それをようやく肌で理解した。

試合当日も、誰か「テンパッちゃう自分のお世話してくれないかなー」、って甘えたこと思ってたし。

自分のこういう姿勢、多分、周りの人にはとっくに見えていたことだろう。棄権になって「やっぱりね」って思われてたかもしれない。情けないし悔しいけど、でもそれがいまの自分のありのままの姿だ。


次の試合がいつになるか、まだよくわからないけど。

今回はとにかく「試合に出る」という成果に対して焦りすぎて、肝心の「自分で自分のことをコントロールする」ことがおろそかになってた。この点は自分に対して猛省を促したいところ。

次回はもっと「自分の試合をするために何が必要なのか」をちゃんと、自分の頭で考えて、心で受け止めて、納得しながら練習していこうと思う。


コントロールしきれない不安な気持ち。それを「練習に何回出たか」「減量がきちんと出来てるか」という目に見えやすいところで計って安心したがってたけど、メンタルな部分ではまったく自立してなかったから、そのチグハグさがきっと肺炎という形で表に出てきてしまったんだろう(呼吸器系は、自分の身体の中で一番弱いところなので)。


私の身体は、それなりに今回頑張ってくれてた。ありがとう。でも無理させちゃってごめん。
私の心も、少ないキャパの中で頑張ってくれてありがとう。でも、次までにはもう少し成長しよう。一緒に頑張ろうね。


まだ咳も治まらないし、なんだか腕も細くなっちゃって今度練習するとき大丈夫かな?って思うけど。

心機一転、またここからやり直そう。
弱かった土台(精神)をもう少し丈夫なのに補強して、その上に技術を載せてかなくちゃ、頑丈な家は建たない=勝利はつかめないんだから。


メダルを持った道場仲間の写真が眩しいけど。でも、そのメダルを「見せて」ってお願いなんかしない。

勝利は人から見せてもらうものじゃなく、自分でもぎ取らなきゃ意味がない。


待ってろ、金メダル!(あっ、ちょっとフカシ過ぎた・・・(^_^;))