役に立たないけどないと生きていけないもの


土曜日休んだ分、久々に日曜日のクラスに参加。人数少なめでいい感じですw


今回は先生の後輩という方が来ていた。若く見えたけどいくつくらいかな?打込みのくるくるでは苦戦されてたけどw、力が強くて他の動きではこっちが引っ張られがちになってしまった。

スパーを一緒にやると、こっちが下手なのをわかって途中で受けに徹してくれたりもしたので、柔術歴は結構ある人なのかなあとも思う。もうちょっと先生にいろいろ聞いてみればよかったかな。


上手な人とやると、うまくリードしてもらえるというか「ホラ、ここでかけてみて」みたいな誘導を感じるときがある。後輩さんにもちょっとそんな雰囲気を感じた。もちろん、それに乗っても極めることは出来ないわけですがw 技と技の流れとか連携を教えてもらえるのは、今の自分にはとてもありがたい。

S井さんとのスパーでも、引っくり返されて押さえこまれたシチュエーションをどう逃げるの?ってのを試してくれてたんじゃないかなーと思ったものの、やはり今日もうまく返せず・・・(ToT) 


全般的にあまり無理しないように、とやったつもりだけど、先生に「大分スパーらしくなってきましたね」と言ってもらえたのが嬉しかった。相変わらず一本取る動きにはいかないけど、そういえばずっと何かしら動いていられたからかも。うふ♪
そのかわり、終わったあとは疲労困憊です・・・


試合前の自分を多少は気にしてくれたのか、今日は先生がずい分話しかけてくれた。


「riverさんはとにかく一回試合に出て、自分に足りないところはそこから見つければいいんですよ。勝てば嬉しいし負ければ悔しい。やってみればわかります」


「試合は怖いですよ。自分の覚えた分だけ披露出来ればいいとか、そういうのと違いますからね。相手があることだから。でも、そんなにすごい人が出てくるわけじゃないですよ。大したことないです」


う、そうかな・・・でも、先生が話題にしてくれただけで、なんかちょっとだけ不安感がなくなった気がする。
試合に出ないS井さんも来てくれて、多少は構ってもらえそうだし(S井さん、よろしくお願いしますねー!)。*1


「格闘技なんて、やってて(実生活に)何の役にも立たないですよ。それでも、勝ち負けにこだわる。それがいいんです。こんなに役に立たないくせにこんなに面白いもの、他にないですよ」


先生のこの言葉が、なんだかとても印象的だった。

柔術を始めるまでは、生活の足しにならなくてもこんなに夢中になれるものが世の中に存在する、ということ自体まったくわかっていなかった。
もちろん、格闘技だけじゃなくて他のスポーツや音楽、絵画みたいな文化的なこと、全部ひっくるめてそうなんだろうけど。


どんなに役に立たなくても、いま柔術出来なくなったら文字通り生きてく張り合いがなくなると思う。生活の中に柔術がない自分が、もう想像出来ない。
一年ちょっと前は、自分がこんなことを考えるようになるとは思ってもみなかったけど。


試合だって、その延長線上というか、柔術人生の通過点の一つなんだよね。
絶対緊張が解けることはないと思うけどw、あんまり過剰に考えすぎないで、当日まで出来る範囲で頑張ろうっと。

*1:マスター、来てくれるかなー・・・期待♪