義理チョコ考


というわけで、かなり久しぶりに義理チョコというものを用意して道場に行ったわけです。き、緊張した〜!


どの程度久しぶりかというと、新入社員当時会社の先輩女性に、「同じ部の男性たちにチョコレート買って渡すから、はいアナタ1000円ね」と強制的に集金された時代以来、というくらい久々で。*1もうね、まず「渡していいものなのだろうか?」、というところから悩んでましたよ、これでもw

選ぶときも、お返しの負担を考えさせない程度に(当然、お返し不要!)、でもなるべく可愛いのを探したりして。用意する数が多かったから大変ではあったけど、ちょっと楽しかったな♪


そもそも片思いの相手にチョコレート上げることも出来なかった中高時代。用意して行っても結局渡せない派だったので、チョコ上げられる子ってどんだけチャレンジャーなんだ!とずっと思っていた(ま、単に自意識過剰なだけだったんスけどね・・・)。

すでにおつき合いのある相手になら安心してあげられるんだけど。まだ関係性が明確じゃない相手に消えモノとはいえ贈り物をする、というのは長いこと私にとってハードルの高い行為ではあった。


先生や一緒に練習をしてくれてる道場のみんなには、本当に本当に感謝しているのでやっぱり何か贈りたかった。
形式としては義理チョコになっちゃうんだけど、気持ちとしては義理以上にもっと気持ちが入ってるつもり・・・だったけど、こっちがそのつもりでも受け手がどう思うかはまた別なわけで。


特にケーキ、チョコレート自体が苦手という人や、試合が近いから甘いモノはやめた方がよさそうな人がゴロゴロいるため、渡していいかどうかはギリギリまで迷った。
ツイッターでも聞いたし、女性会員のお二方にもリサーチした。

義理チョコ配るなんて、イマドキ昭和女だけだろJK」みたいなフォロワーさんの意見に「そ、そうだよね・・・」と思いつつ、結局自分の当初の意向に沿って、渡すことに決めたけど。


男性が多い環境で数少ない女性がこういう「女性性」をことさら強調する行為が果たしてよかったのかどうか、あげてしまった今もよくわからない(考えすぎ?)。

喜んで受け取ってくれた人が大半だけど、微妙な感じの人もいたし。ま、嫌なら捨てることもできる、と思って渡してるので、もし「こんなの欲しくなかった」という場合は処分してくれちゃっていいんだけど。


ここまで考えすぎちゃうのは多分、中高とモテ男だった弟のせいだと思う。
毎年女の子が直接家まで届けに来たり、学校で渡されて持ち帰ったりして、私と母親はよくそのお相伴に預かったものだった。


ただ、嫌いだと思う相手からもらった場合、本当に容赦なかったんだよねー。いきなり触るのも嫌だという風情でゴミ箱に放り込んで、「可哀想じゃん、せっかく作ってくれたのに」と言うと「あんなヤツからもらって吐き気がする。手作りなんて冗談じゃねー、何入ってっかわかんねーじゃん!姉貴もこれ以上触ったりすんなよ!!」と偉い剣幕で怒られたり。*2

ぐしゃぐしゃに捨てられてリボンもほどけた小さな箱の中から、淋しい気持ちがこぼれ出しているような気がして、正視するのが切なかったっけ。

そう、バレンタインに関してはトラウマばかりであまりいい思い出がない私でございますw


ま、来年もやるかどうかはわからんし、とりあえずもうあげちゃったもんのことは忘れる(早っ!)。

本当は、先生や道場のみんなへの一番の感謝の表し方はきっと、自分がうまくなることなんだろうということはわかってる。

また練習、頑張ろうっと。

*1:ちなみに、ホワイトデーにお返しもくれたりするんだけど、それが紫とか赤のレースの下着だったりしたんだよね・・・最悪。建設業ってこういうとこが嫌だったなあ ← でも最近は多少変わってるかも。

*2:手編みのマフラーが切り刻まれてゴミ箱に入ってたりもしたっけ。今は結婚していいパパだけど、結構ヒドイ奴だったよなあw>10代の弟 確かに、顔だけはものすごーくイケメンだったけどね!