プチぎょーざ耳回避手術を受けちゃったYO!
※このエントリの前段階はこちらをご参照下さい↓
さて週明け。あまり間をおかずに受診した方がいい、と言われていた形成外科へ。
耳の腫れは、その後そんなに引かず。触ってみると、血が溜まったところのぷよぷよ度合が前よりなくなってる感じ。これを放置しとくと硬くなって、本物のぎょーざに近づいていくのね・・・うう、柔術家の勲章ではあるけれど、やっぱヤダわ。
お餅つきのとき他の人の耳にも注目してたんだけど、ほぼみんなぎょーざと化していた ―ただ一人、Sクンを除いては。
なぜ!?なぜあんなに練習していて彼だけぎょーざにならないの???
先生には「相当練習しないとこう(=先生みたいな耳に)はならないから、心配いらないですよ」って言われたけど・・・結局さー、しょっちゅうやられてる度合が高いか低いか、なんじゃないかなー。そして要するに私がひたすら弱くて、やられっぱなしだからってことなんじゃないかという・・・(T△T)
ともかく、耳鼻咽喉科の先生に紹介された形成外科へ。
・・・う、でかい!なんだかとても儲かってそうな外観!
待合室はサロンみたいで、美肌系の化粧品やクリームの見本がたくさん。知人が頬のシミをレーザーで取ったとき、確か7,8ミリ四方のそれを除去するのに8万かかったと言っていたのを思い出す。みんなこういうとこで美を追求しているのか。すごい。
要するにイマドキの形成外科って、妙齢の女性が美肌やしわ、シミ対策のために通う自由診療の部分がメインなのだと納得。
いい加減待たされたあと、耳鼻咽喉科で聞いたような説明を。それがひと通り終わると先生は爽やかに
「そうねー、もうだいぶ日にちが経ってますからね。今日この後切っちゃいましょう」
ええっ、こ、この後すぐ手術!?ひえー、心の準備があああ!・・・と思ったけど、本格的なぎょーざにならないためには受けざるを得ず。
手術自体は20分ほどで終わる簡単なものだった。
ただ、診察台に右耳を下にして横向きで寝ている自分には音だけ聞こえるものの、何をどうされているかは見えずかなり緊張した。
歯医者さんで経験あるような、あのチクンと痛い麻酔を前後3か所ずつ。くーっ、痛い!耳には皮膚と軟骨しかないので、痛みの感覚がダイレクトに感じられる。
麻酔が効いてから、腫れてしまった部分の目立たないところを1センチちょっと切開して、溜まった血を出す。痛みはなくても、「鋏とって」「あと縫合のナイロン○番とって」みたいな会話や、医療器具のカチャカチャいう音が臨場感たっぷりに聴こえる。「あ、いま切ったな」、みたいな鈍い感触もわかる。あああ、たまらん・・・!
無駄に肩に力が入って、背中はもうガチガチ。ちょっと深呼吸でもするか、と思ったそのとき、いきなり目の前に血まみれのガーゼが!ぎえー!!!
「あ、ごめん。落としちゃったw」
・・・せ、先生〜、びっくりさせないでくださいよ〜・・・!(汗)
縫合してるときヒマなのか、先生の方からいろいろ話しかけてくれる。
「格闘技って、何やってるの?」
「あ、あのー、ブラジリアン柔術って言ってもわからないかもしれませんが・・・」
「あー・・・グレイシー?」
「そうです、それです(大体みんなそういうなあw)」
「ふーん。グレイシーと何か関係あるの?」
「いやあ、通ってる道場は直接関係ないと思いますが・・・」
「有名な人って、どんな人がいるの?」
「(ええっ、そんなの私だって知らないよ!)そうですねえ・・・あ、この間ジャニーズの人が出た『SP』って映画で、敵役をやった人がちょっと偉い人ですかねー。中井祐樹さんて言うんですけど」
「ふーん・・・(もう全然興味ない感じが丸わかり)」
家に帰ってから夫に「そういうときは桜庭とか船木とか言うでしょ、フツーは」と言われたけど・・・だって、知らないんだもん!
私にとっては中井先生や道場の先生の方がすごい人に思えるんだってばっ!
盛り上がりのない会話をしている間に、びよーんと縫った糸を引っ張ったりパツンと切る感触があった。
血溜まりは無事取れて、あとはふくらんでいた箇所をひたすら圧迫する。洗浄したり術後の処置が終わって、耳にでっかい絆創膏みたいなのをぎゅーっと貼り付けられて手術は終了した。
は〜、肩凝った!
練習の再開時期について聞いてみたら。
「そうねえ、出来ればしばらく休んだ方がいいと思いますけど」
「しばらくってどのくらいですかね?土曜日に練習するのは無理でしょうか?」
「(呆れたように)・・・まあね、最後は患者さんの意向ですからね。こちらとしては無理強い出来ませんから」
・・・土曜日、練習行っちゃだめなのかあ、やっぱり。そう言ったら。
夫には「長く続けたいならこういうときはしっかり休むこと!」と怒られますた・・・(/□\*)・゜゜・
夜になって麻酔が切れてきたら、段々痛みが増してきた。チクチク痛いわけじゃないけど、鈍い痛みの感覚がずっと意識から抜けない。
ぎょーざになってしまうまで、どれだけ痛いのか想像できないけど。見栄えを気にしないのなら、敢えてぎょーざ化するという選択肢もあるのかな、と思った。
男性だったら普通に放っておくのかもしれないなあ。
と、ここまで書いてふと気づいた。
自分にとっては珍しい経験だと思ったから書いてみたけど。
冷静に考えるとこのエントリ、どこにもニーズがないよ・・・orz