「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を1800円払って観てしまったw
忘年会帰りの酔った勢いでついうっかり魔がさしたというか・・・観てしまいましたよ、1800円も払ってキムタク先輩主演の「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を!
公開日は12/1で映画の日だったせいか、軒並みレビューは「1000円だったら十分面白い!」というもの。いいのか、それでw
しかしここで敢えて言おう。1800円払った。反省している。だが後悔はしていない、と・・・!
ポイントしては
【其の一】すんばらしいVFXのお陰でヤマトがすごくカッチョイイ!
とにかくこれに尽きる!
波動砲の発射シーンはもちろん、何もしてなくてもヤマトの造作が緻密でカコイイ♪あのメタル感。たまらん。
「タイタニック」も主人公二人の恋愛部分より船のスペクタクルシーンが好きだったし、「スカイクロラ」の空中戦も大好きなので、ヤマトが大きなスクリーンで活躍してるのを観るだけでもうワクワクしちゃう♪
キムタク先輩と森”メイサ”雪との恋愛ネタはバッサリ割愛して、DVDかブルーレイでぜひ再見したいところです。
【其の二】大きなスクリーンで体感できる音、音楽がいい!
もうね〜、あの「無限に広がる大宇宙(別名:あ〜あ〜♪の曲)」のスキャットと宇宙空間の絵を観たときは、思わず胸が熱くなりましたよ。地中にあったヤマトが、メインテーマと共に地上に現れるシーンもオリジナルのまんまなんだよね。うちに帰ってきてから思わずようつべさんで確認したけど、かなり忠実に、かつ技術水準上がった状態で再現されてるのにびっくり。
総じて、オリジナルのとき技術的に出来なかった部分はほとんどクリアされてるな、という印象。ああ、もう一度観たい・・・
これこれ、この一曲目がいいんだよ〜!
【其の三】セリフや設定が結構オリジナルのまんま
あのキャストじゃすべてが台無し!というオリジナル原理主義の方には申し訳ないけど、それでも今回のチームヤマト2010は、結構オリジナルを尊重してくれてると思う。沖田艦長の「地球か。何もかもみな、懐かしい・・・」を始め、そのまんまのセリフを使ってくれてる部分も多い。
あと、ギバちゃんの真田さんはいろんな人が書いてるけど、本当にもう真田さんにしか見えないw キムタク先輩も、あの髪型が古代進にクリソツではある、よな・・・
そういえば途中から思ったのだけど、この映画はとてもヤンキー臭がする。空間騎兵隊を統率する斉藤やブラックタイガー隊もみんな、訓練された兵士というよりヤンキーぽい。
ゾクゾクするような戦い方をさせてくれる場面を常に求め、そのことで自分の生を確認しているかのような斉藤。やたら古代になついて持ち上げ、チームメンバーの結束を誇示したがる加藤。どちらも激しくヤンキーだ。
何よりキムタク演ずる古代進自身が、ハンパなくヤンキー過ぎる。いや、ヤンキー集団の話だからこそ、彼が今回キャスティングされてるんじゃないの?とすら思う。その意味では、ものすごいハマリ役なのかもしれない。
2010年版ヤマトはその旅立ちからして、確証のない可能性を探す、いわば偽物の希望探しの旅だ。オリジナルには明らかにあった「地球の運命を俺たちが救う」という悲壮な使命は、2010年版ヤマトにはもはやなくなってしまっている。
で、ある意味その「軽い」感じが、なんとな〜く現代っぽさを醸し出してるような気すらする。
だって「私はアルファであり、オメガである」の答えが、宇宙空間でのキスやらワープと同時のセ○ロスだったりするわけですよ?
この最後の○が気になった人は、ぜひこの作品を映画館で観るべし。レディースデイ1000円だったらきっとお釣りくるほど楽しめますw