「DEEP X 06」観戦記
新木場1stRINGで行われた柔術＆グラップリングの試合に行ってきましたよ〜♪
もちろん、今回も先生の試合があるからその応援で、なんだけど。
今までの観戦歴は、道場仲間が出場する試合（無料）と、先生が出場するキャッチレスリングの試合（有料・1000円）、この二つだけ。きちんと相応のお金（5000円だけど）払って観る試合は今回が初めて。しかも会場に知ってる人いないし。うう、緊張する。ドキドキ。
新木場の駅、すごい久しぶり。仕事関係で銘木屋さんに来たことはあるけど、その当時とはずいぶん雰囲気が変わってた。
駅を出るとすぐ木の匂い。ああ、新木場だー。
会場も材木屋さんの敷地内、みたいなとこにあって。なんか黒テントっぽいです。うひー。
中に入るとど真ん中にリング。横長の会場は長手方向だけ段差がある椅子席。短手は折り畳み椅子が3列。ふーん、常設の格闘技の会場ってこうなってるのね。
最初は柔術の勝ち抜きトーナメント、「ブラジリアン柔術スーパートーナメント−75kg級アジア最強決定戦」（←10/12のとこ参照）。顔だけ知ってるような選手が目の前に。ドキドキ×2。
実際に観るとびっくりするんだけど、写真より実物の方が断然ｶｺｲｲ。なんかみんな2枚目に見える。ちなみに顔でいうと私の好みは嶌崎公次選手でっす♪ 刺青があって、なんとなく「オールラウンダー廻」のタカシっぽい。
でも試合で一番魅せられたのは、優勝したホベルト・ソウザ（通称サトシ）*1選手。スピード感があってひらひらと動きが軽い。レオジーニョvs中井戦の動画見たときも思ったけど、やっぱりこういう柔術って憧れる。近藤哲也選手を下したときなんて、開始33秒、えっ？と思ったらもう極まってた。すごい。まさに電光石火。
まだ21歳、こんな人がまだ黒帯ですらないなんて。柔術世界は広いなあ。
花道（？）を通ってリングインするときにも、各選手によって「儀式」みたいなのがあって。
サトシ選手は、まずリングに「よろしくお願いします」みたいな感じで挨拶して*2、その敬虔な姿におっと思わされて。と思ったらロープつかんでひらりっ！とリングに降りてしまった。うーん、カッコイイ！
ここらへん、何度も観戦してる人は「そんなの特別なことじゃねーよ」なんだろうけど、初心者にはとても新鮮。
やっぱりその選手が試合や競技にかける思想、意気込み、そして自分のカラーがよく表れてるな、と思った。
ラウンドガールという人も初めて目にしたんだ、そういえば！
あんな短いスカート履いてるのに、リングインするときスカートの裾を気にするってことに何かとてつもない矛盾を感じる自分は、間違っているのでしょーか？・・・いやいや、でも可愛かったですよ。若さって素晴らしい☆
あ、あとイロモノ系かとあまり期待してなかった女子の試合。
ドルショック山下さんという漫画家さんもミイナさんというモデルさんも存じ上げませんでしたが。
思いの外、ちゃんと試合として面白かったです。ドル山さんは柔道経験者なのね。そして結構この手の試合をしてるみたい。どおりで〜。いや、最初バカにして申し訳ないくらい楽しませていただきましたよ。
で。
肝心の先生の試合、ですが。
結果はこちらにあるので参照いただくとして。*3
得意技を持つということについて、ものすごく考えさせられる試合だった。
全然先生の方が上回ってるんだけど、先生はテイクダウンに定評のある人で。当然相手の選手も、テイクダウン対策をものすごくしてきたのはよくわかった。
先生自身、自分のブログで「（自分は）テイクダウンだけでいいのか！？」みたいなことを書いてあって、強くなるって天井がないってことなんだなあとしみじみ思わされた。
いまの自分には何もないので、単純に「あー、得意技があればいいのになあ」と思うけど、そこに特化するということは同時に、弱点を作り出すことにもつながる。
上にいけばいくほど、みんな対戦相手を研究し尽くして試合に臨むから、もうこれは競技人生を送る人には永遠の課題というか。
道場の責任者として、毎日道場を開けて指導して。選手として自分自身の練習も重ねて、家庭では2児の父として家事・育児にも取り組んでて。やっぱり先生はすごい。カッコイイ。
私、先生のとこに入門出来て本当によかったなー。
口で説教はしないけど、出来ない生徒にはただ淡々と何度も教えてくれて。
伝えるべきことは、自分の態度できちんと教えてくれてる。そんな気がする。
頑張ろう、練習。私ももっと強くなりたい。
なんかしんみりしつつ、新木場を後にしたのでありました。
・・・しかし試合、面白いねっ！また行きたいぞー♪
【追記】
他の選手の試合のときは声援が「つぶせー」「いけー！」風なのに、先生の試合だけは子どもたちの声で「お父さん、がんばってぇー！」「先生、がんばれー」なのが微笑ましかった・・・異色のファイターだよな、先生ってｗ
