いつの間にか音から離れていく生活

息子の友人一家での飲み会。メニューはその家のお父さんが全部作ってくれて、こちらはただ飲み食いするだけという理想的なホーム・パーティに参加した。

お母さんとは割と仲良くさせてもらってるけど、そのうちのお父さんが音楽好きだなんて知らなかった。BGMに流してくれた曲からは、かなりマニアックというか音楽好きそうな感じが。聞いてみたら、子どもが生まれる前は二人でフジロックにも参戦していたらしい。うわー、意外!そうだったのか!!

遅れてきたもう一家族のお父さんも音楽好きで、私の知らないジャンル(ジャズとか)の話題に花が咲いていた。でも、もう数年ライブには行ってないし、最近で気に入ってるバンドやアーティストは?と聴いたら、二人とも「最近の音楽は知らない」、とのこと。


そうなんだよなー。音楽って好きなんだけど、自分の中のライブラリを常に新陳代謝させていくには「音から離れない」努力が要る。にも関わらず、一般的には社会人になって仕事が忙しくなり、ましてや子どもが生まれたりすると、なかなか音に浸っていられる生活を続けるのは大変だ。

かくいう自分も、息子が生まれてから3年間はライブどころか映画もロクに観なかった。その後数年して娘が生まれたときは、ライブや映画に行けずフラストレーションが溜まってたせいで、かなり無茶な旅行も決行した。*1子どもが小さいんだから当然と言われればそうなんだけど、自分の中にある自己中な部分が、どうしてもそれでは納得しきれずにいる。ま、単なるわがままなんですけどねw


家庭を持つまでに構築した自分。家庭を維持していくために、新たに要求されることになった自分。この二つの間に距離があればあるほど、その統合は難しい。もちろん、自分だけでなく家族の理解も得ないとならないし。家庭内調整に疲れて、自分の欲求を抑える上記のお父さんのような人たちも、実際にはたくさんいるんだよね・・・。

私はとりあえず、我慢しない。でも無理もしない。そのベストバランスを常に模索していきたいです。探していけば、きっといつか見つかるはず。自分が変わらなくても、子どもが成長したり周囲の環境が変化していったりもするんだし。


あのお父さんたちと、いつかフジロック行けたら楽しいだろうなあ。今度こっちから話、持ちかけてみようかな♪

*1:0歳児の娘を夫に託して、わざわざめんたい国までミュージカル観に行っちゃったりw でもすごく楽しかったー♪