ある日突然に


何かがピカッと「わかったぁ!」になる瞬間。最近ほとんどご無沙汰だったんだけど。

柔術の技とか用語について、ここ数日で「そういう意味だったのか!」と自分なりに納得いくような感覚を得た。そう、突然に。


いままで柔術っていうのは、いくつか名前のついた技があって、それをとにかくひと通り覚えて再現するものなんだと思ってた。だから逆に、技術練習なんかでもほとんど毎回が「こんなの見たこともやったこともないよ〜」だし、やってみても「ああ、やっぱり再現できなかった〜」という感じで、いつまで経っても覚えられない。身体でも再現できない。用語と本や動画の動きを突き合わせてみても、全部はとても覚えきれるわけもない。どこに共通点やコツがあるのかなんて、付け焼刃で体得できるはずもなく。


だけど。なんか急にわかった。
要は、技についてる名称は「状態」を説明しているだけで、そこから負けそうな状態を打開する展開は、なんでもアリでいいってことだったんだ。*1


例えば、やたら○○ガードって名前がついてるけど、これは相手が有利な状態から自分が攻勢に転じるため、「防御(ガード)」って名称がついてる。普通は防御=負けてる・守備の立場にいるってことなのに。
柔術の場合の防御は、同時に次に攻勢に転じられることも意味する。だからパスガードなんて言葉もあるんだ。むー、そうだったのか!


パスは「越える」という意味から、転じて相手を制圧するということで。だから「パス切って!」って試合で叫ぶのは「相手の攻勢から逃げて!」ってことだし、「パスガード」という場合は相手をパス(制圧)できるポジションにつく=防御であり攻撃、ということ(で合ってるかな?)。

そうかそうかそうか、そうだったのかーーー!って感じで、ちょっといま、プチ・ヘレンケラー状態*2ですw


だから、別にいまの段階で全部の技を覚える必要はないんだ(や、覚えられるならその方がいいんだけども・・・)。全部覚えてなくても、「ハーフガード」「オープンガード」「クロスガード(クローズドガード)」みたいな各状態から、どうやれば自分にとって有利な動きが出来るか、自分の実力や体力から考えて実践すればいい。そういうことだと思う。


私には体力もないし、ヒップスローも苦手だからなかなか男性相手にスウィープするのは難しそう。ましてやサブミッションで一本取れる日がくるなんて、とてもじゃないけど想像出来ない。
スパーでも当面、みんなが自分より上なんだから勝てるわけもなく←いまの段階で勝とうというのがとてつもない思い上がりです、ハイ。わかってますよぅ〜・・・

でも、「どれが自分にもうまくできそうかなー?」と考えつつ、ひたすら技を極められてタップしまくるw、ということならできそう。「タップした数だけうまくなる」。いい言葉だわ〜♪


そうそう、最近鎖骨周辺と後背、首から肩にかけて筋肉ついた気がして、整体の専門家で柔術もやるあるフォロワーさんに「これはいいこと?それともマズイこと?」と聞いてみた。

そしたら。
基本的には筋肉つくのはいいことらしいけど、ひょっとしたら入れなくていいときにもずっと肩に力が入ってるのかも、と言われた。
確かに、肩にはずっと力が入りっぱなしだw だからスパー終わるとものすごく体力を消耗している。いや、スパーだけじゃないかw

脱力でなく無駄な力を入れない、というのはその人自身の課題でもある、と言ってたけど。
私もできる範囲で、少しずつそういうのも考えてやっていこう。


白帯なんて、上がいくらでもいる状態だ。だからこそ「白帯の目標はサバイバル」なわけで。*3
サバイバルには戦略がいる。敵を知る前に、まず己を知らないと。

今のところ得意なことがあまりにも少ないけど(涙)、自分が覚えやすい・再現しやすい技の傾向はちょっとつかめてきたので、そこらへんからちょこっとずつ積み重ねていこうと思う。


ということで。
今度道場行くときは、自分なりの目標設定が出来そうです♪ 頑張ろうっと!

*1:半年かかってやっとそれかい!という突っ込みはナシの方向でw こういう「定義」とか「根本原理」がわからないと、なかなか先に進めないタイプなんスよ・・・

*2:「う・・・うぉ・・・うぉーたー・・・!」@ガラかめw

*3:これもあるフォロワーさんから教えてもらった。ヒクソン・グレイシーの一番弟子=サウロ・ヒベイロの言葉だとか。