しんどいときに助けてもらう?もらえない?


この間ワークライフバランス・カフェに参加したから、というわけでもないけどw、たまにはこんなエントリを。


経営者でもない限り、普通の人は他人を雇わない。よね?
いや、いきなり何を言い出すかという感じですが、たまたまこんなのを読みまして。


「いえ、私が誰も頼みたくないの。特に子供のことは。彼は頼もうっていうんだけど・・・」
「どうして?」

中村江里子さんといえば、均等法世代wにはお馴染みの元フジテレビ女子アナで、フランス人の夫とおパリで生活。優雅だよねえという感じでまったく接点感じてなかったのだけど。
このほど41歳で3人目のお子さんを懐妊、夏に出産されるそうな。で、スペイン人の友人に「えー、小さい子ども二人いる妊婦なのに、なんでお手伝いさん雇わないの?大変じゃん!」「だってー、家の中に他人がいるとダラダラ出来ないしー」「それ、おかしーよ!」と言われてるのが上記のブログの文章なのだけど。


日本で普通の会社員が家事サービスや育児支援を「お金を払って頼む」って、まだまだハードル高いよなあと思う。自分も過去2回の出産・産褥期に、実家の母以外に人に頼ることをまったく考えなかった。


じつはいま、週に一回2時間のお掃除サービスを頼んでいたりする。最初は他人が家に入るのに抵抗あったけど、帰宅後家が片付いてて洗濯物の山がない、というだけでとても気分が違う。家事と仕事の両立でへとへと、という人の中で、こうしたサービスを外注可能な人にはぜひともお勧めしたい。精神的な負担が大幅に減ること請け合いだ。
いきなり月極めは負担、ということなら、お試し一回でもいいと思う。


これを経験してみると、第二子が生まれるときの状況(上の子は入学したばかり・夫も仕事ありなので100%家事は出来ず・父が入院したため実家の母は頼れず・義母は遠方に居住)を考えたら、何らかのサービスを購入しなかった理由は、経済的なものというより中村江里子さんと同じく精神的なものだったな、と思う。

別にそれで本人がつらくないなら構わないのだけど、


日本女性の生真面目さは素晴らしいけれども、頑張りすぎて、自分を追い詰めてしまうこともある。

と彼女がブログで書くように、他人に助けを請うことにかなりの精神的障壁を感じる、というのも、考えてみればものすごい話だ。*1

いいじゃん。リーマンだって人雇えば。部分的外注orサービス購入って、考えてみれば他にもいっぱいあるんだから(エステ、ヘア/ネイルサロン系みたいに、自分が外に出向くパターンがほとんどなんだけど)。


自分の生活の中で何を外注化して何を手元に残すか。それを考えることの効用って、結構大きいと思う。現在の暮らしに何かしらの不都合を感じるなら、生活リストラクチャリングは必要だ。

ちなみに家事サービス、身構えるほどべらぼうに高くはないですよ。安くもないけど。
民間企業じゃないなら、自治体によるだろうけどシルバー人材サービスファミリーサポートもあります。
民間企業のような対応は望めないだろうけど、割と安いみたい。

*1:ちなみに、コメント欄も興味深いものが。一部を外注化することにすら、育児や自分の生活すべての主導権を奪われそうな気になる人もいたりするのだなあ。私が外注化すると楽になるかもと思うのは、あくまで自分がしんどいとこを一部分だけ、のつもり。