ナイーブだなあ

授業の関係で、某発展途上国(でも首都はかなり都会)から現地の人が3名きて話をしてくれた。
で、話も終わって質問を、となったとき。

ある生徒がその某国首都が舞台になった、陰謀とサスペンス渦巻くラブストーリィを引き合いに出して「映画にあったような陰謀によって、それを知った人間がどんどん殺されていく、というような事実は本当にあったのですか?」と質問した。

当然のことながら、現地の人たちはその映画自体を知らないわけで(イギリス映画だし)、一応モチーフとなったある報道は新聞でも記事にされてたようだけど、それをサスペンスものに仕上げたのは作家であり、映画監督だ。
にも関わらず、素直に「でも、私は映画にあったような事実が本当にショッキンングだったんです。それに最後に『この映画は事実に基づいている』って字幕も出てました」、と受け取っちゃうというのはね〜・・・若い人ならいざ知らず、質問者は私と同じくらいの年代だぞ。

国際貢献とか途上国支援って、イイヒトってだけでやってっていいのかなあ?多分いろんな国にはいろんな人がいて、口八丁手八丁、嘘も方便、賄賂上等!みたいな部分は多々あるだろうし、こういうナイーブさは日本の学校にいるときだけにしといた方がいいと思う。