最後の練習終了


試合前の最後の練習が終わっちゃった。ああ、これで次に道着に手を通すときはもう、試合当日なんだなー・・・


今日の練習がうまくいったのかそうじゃないのか、いまの自分にはよくわからない。押さえ込まれた場合の対処をなんとか身につけたいという当初の目論見からすれば、ついにその手応えは得られないまま、てとこだろう。


技術練習のときはなるべく丁寧にやろうと思っても、スパーになってしまうとやっぱり雑なところだらけ。バックを何度か取られたけど結局うまい逃げ方が出来なくて、カメ→膠着→時間の浪費、というパターンも相変わらずだった。

ことここに至っても、まだ「腕を一本だけ相手の身体の上に残さないように(すぐ腕十字や三角取られちゃうから)。残すなら二本まとめて。脇は締めて」、という基本的な注意を先生に受けてしまう点も直らなかった。


下から攻めるパターンを何度かやらせてもらって、十字絞めにも何度か挑戦したけど。本番で極まるかどうかはかなり怪しい感じ。あともうちょっとでいけそうな場面もあったけど。この「あともうちょっと」に届かないのが試合ってものだろう、とも思う。


練習のときはみんながいるから、それなりに楽しいんだけど。
一人で自転車漕いで帰る時なんてもう、なんとも形容しようのない不安や淋しさがごちゃごちゃになった気分だった。


なんだかあったかいものがほしい気持ちになって、久しぶりにせっちゃんの歌を聴いた。


あと3日。あと3日経てば試合は終るんだ。

次のことなんて考えられない。早く過ぎてしまえばいいのに。