残骸とファン心理

前の日記で「なんで中途半端なとこで終ってんだよ!」と勝手に怒っていた、池田聡本人による作品レビューですが。ありましたよ、ちゃんと。以前作られてたサイトの残骸が。

どうもこの人は、1999年頃から自前でサイトを作ってたらしい。で、今は同じドメインで新しい公式サイトが作られてるので、基本的には昔のデータはないんだけど。
この週末、家族をないがしろにして検索厨になった甲斐があったというものだわ。
しかしちゃんとあるんなら、あとはコピペすればいいだけなのに。そうよ、言ってくれれば私がやってさしあげるのに〜w ふふっ♪
 
で、ね。残骸を読むのがまた楽しい。
好きになった理由の一つが、当時の彼の掲示板に関する見解と、実際に取った対処方法だったりするんだ、じつは。


今でもブログのコメント欄が荒れたりする芸能人もいるけど、10年前の掲示板つーたらあーた、参加者同士の罵詈雑言が飛び交ったりする鉄火場で。そうした応酬を私も少なからず目にしたことがある。いまの荒しはスパムがメインかな。
そういう風に場を荒らしたくない、ファンが傷つけ合うのをみるにしのびないと思ったのだろう。彼は、ファンからのメールに掲載許可を取り、一部を抜粋してそれに返事を書く、という方法でファンとの交流を図っていた。


・・・えっらーーーーーい!!!!(感嘆)

ま、時間がないと出来ないことだったと思いますがね。対応出来る範囲だったのでしょう、ははは。
ほんでもって、書いてる内容がまた、誠実。あまりにも素晴らしいので、じつはツイッターで名言botゴッコをしてしまったのは内緒だw*1


ネットの海には荒野も広がるけど、たま〜に「ええ話や・・・」みたいなものにぶつかるときがある。今の私にとって、池田聡という人が10年前にネットと向き合っていた姿勢も、まさにそんな感じだ。
本人にとっては昔の話だし、いま新しいサイトに転載されてるもの以外は「もうなかったことにして下さい」になってるのかもしれないけど。

出来れば、残しておいてほしいなあ。たまにのぞく弱音や皮肉な部分も含め、それでもこの人はこうして20年以上、音楽の場でコツコツやってきたんだなあと思うと、なんだかちょっと、グッとくるのだ。
作品として世の中に差し出された音楽と、個人のキャラクターを混同されるのはイヤかもしれないけど。全部引っくるめて、私はファンなんだよー!ということをここで、ひっそり(?)と告白しておきます♪

*1:この際公開しちゃうとこれです。view13だし、ファンの発言には全く触れてないし、私のブログも何ら世間への波及効果もないと思うけど、万が一マズかったら関係者の方、連絡下さい。削除しますので。